
VOL.20 株式会社4U
不可能を可能にできる
埼玉県さいたま市大宮区のとある工事中のビルを見上げると、男たちがロープを伝って作業している姿を目にした。「株式会社4U」は"ロープアクセス"によるビル外壁修繕工事・特殊高所作業・構造物保守点検、各種メンテナンス工事を行う会社だ。国内の多様な現場において足場が組めない状況、高所作業車や仮設ゴンドラなどで解決できない現場があり、それを解決するのがこの会社の使命だ。


上田 雅人 代表

装備点検は念入りに行う
ロープアクセス
2016年に国内法令においてロープ高所作業が定められた。それまで国が認めていなかったロープ作業が法令で整備された。同年、ロープアクセス専門工事会社として株式会社4Uが設立した。現在、世界中の建設業・ビルメンテナンス・プラント・橋梁・風車・林業など特殊な高所作業の環境においてロープアクセス(無足場工法)が運用されている。しかもこのロープアクセスには高さのリミットがないため、いくら高い場所であろうとロープが設置できる場所であれば作業が可能だという。一般人からすると街のビルの上から下を見下ろすだけで怯んでしまうが、彼らは厳密な訓練と安全講習をクリアして初めて現場に出られるため、恐れはあまり感じないそうだ。
ロープアクセスは専用のハーネスを着用し、ロープで高所を登ったり降りたりする作業が多い。動きやすさと軽量性がユニフォームを選ぶなかでとても重要なポイントになる。軽くて暖かい防寒ジャケットを探していた時にTS DESIGNを知った。機能性とシンプルでスマートなシルエットに惹かれ、そこから他のアイテムもTS DESIGNで統一している。今では特にKNICKER'Sシリーズのパンツが社員の中でも評価が高いそうだ。タテ・ヨコ伸びるストレッチ素材でありながら、高強度な素材が現場で使うのに安心感があるそうだ。
新しいカルチャー
「ロープアクセスは新しいカルチャーなので、お洒落にカッコよくありたいですね。」と語る上田社長。まだまだロープアクセスに従事する職人の人口は少なく発展途上の業界ではあるが、一度彼らの働く姿を見ると興味を惹かれる事だろう。建設業は特に若手不足の課題を抱えている。その現状をロープアクセスから建設業界のイメージを変え、若手が安心して働ける業界にしなければいけないと上田社長は考える。そういったイメージの定着をしていくためにもユニフォームにもこだわり、そしてTS DESIGNをチョイスしてくれた。「出来ない事を出来るに変える。最後まで諦めずにやり遂げる気持ちを忘れない事。それが一番大切です。」この気持ちがある限り、ロープアクセス業界の発展は止まらないだろう。
