SELECTOR 02
辺見 俊介(LOCALS ONLY)
トレンドでもヴィンテージでもなく
等身大なアイテムがちょうどいい
バイクのダートレースやキャンプなど、辺見さんのタフな遊びにはタフな服が必要不可欠。 その服選びにおいて大切にしたいのは、生まれが1990年だからこそ最新のトレンドでもなく、ヴィンテージでもなく、 自分の等身大を表す”ちょうどいい”アイテムだ。
バイクもキャンプもスケートも
タフな遊びにはこの1枚でOK
オールドサーフ&オールドスケートをバックボーンに持ち、日本のストリートカルチャーもエッセンスに感じさせるブランドLOCALSONLY。そのディレクターである辺見さんは、SURFSKATECAMPの面々とキャンプに出かけたり、オフロードバイクでダートレースを楽しんだりと、アウトドアな遊びが多い印象だ。「少し前まではキャンプによく行ってたんだけど、最近はバイクで遊ぶことが多くて。友達がオフロードバイクを何台も持ってるヤツがいるから、それを借りてトラックに積んで、一緒に河川敷を走ったりするみたいな。ガチの奴らはダートレース用のブランドを着たり、ブーツを履いたりしてます。俺はそこまでじゃないんだけど、やっぱりワークアイテムを必ずチョイスするようにはしてます」。いまはデニムを履くことが多く、当日の撮影にもDickies®のペインターパンツを着用していた。そんな”デニムに合うカラーリング”が本アイテムをチョイスした理由の一つだし、もう一つの理由は”自分らしいちょうど良さ”があるから。「いまナックルとかショベルほど古くない、2003年製のハーレーを乗っていて。マニアックな話だけど、エンジンがインジェクションに変わる前のCABだから、古すぎないスマートな感じですね。なんでそれを選んだかって言うと、僕の年齢ってちょうど狭間だと思うんです。下の後輩たちはSNSとかスマホ全盛期だけど、上の先輩は変わらずクラシックなスタイルをキープしていて、だからこそ両方の良さがわかるんですよね。バイクとか古着で言うと、ちょうど型落ち的な年代のものが好きというか、スーパーヴィンテージでもなく、トレンドでもないものが好き。でも、絶対50年後には認められてるはずだから、その良さにイチ早く気づきたいって思ってます」。辺見さんは最新のトレンドでもなく、ファッション業界の重鎮が唸るようなヴィンテージでもなく、あくまで等身大なアイテムを見に纏うことで、自分だけのファッションを楽しんでいるようだ。
今回選んだジャケットは素材にTS DESIGN独自開発のTS4Dコーデュラナイロンを使用し、優れた強度と耐久性、肌離れの良さを実現。耐久性も通常のTC素材、ポリエステル素材と比べて2~3倍の摩耗強度を誇る。タテ・ヨコに伸びるストレッチ性もアクティブなライフスタイルにピッタリの機能だ。