
まだまだ厳しい寒さが続く2月の中旬。栃木県鹿沼市へ足を運んだ。「株式会社生晃」は、システムキッチン、洗面化粧台、玄関収納、システム収納を中心に、ニーズに合わせた製品を製造する会社だ。部材加工から組立までの全工程を社内で完結出来る特徴があり、短納期で高品質なモノづくりを実現する事が出来るのがこの会社の強みだ。工場内は各セクションに分かれており、それぞれのセクションで働く社員たちの姿を追いかけた。

(株)生晃が製造するシステムキッチンの一つ

星野 敬太 取締役
株式会社生晃は今年で設立70周年を迎える。昨今の少子高齢化、人口減少を踏まえて、この先更に企業間の採用競争激化を予測し、若い世代の社員を積極的に募集・採用していく為に、星野取締役はホームページのリニューアルやユニフォームを一新させる事に着手した。星野取締役自らユニフォームを調べている時に、TS DESIGNのホームページやYOUTUBEの動画をたまたま見つけた。「デザイン性の高いユニフォームメーカーを数社検討していましたが、他社製はワイルドな印象を与えるようなデザインが多い中で、TS DESIGNのホームページやSNSを見た時に上質で紳士的なイメージを受けました。生晃の目指す姿とマッチしているんじゃないかなと感じました。」以前のユニフォームは約20年前に採用したそうだ。「機能性や素材のクオリティーが良くなった点はもちろん、街に馴染むデザイン、カラーを選択したので、通勤時や定時後に着用したままどこかへ寄りやすくなったとの声もあり、ワークライフバランスという面でもリニューアルした甲斐があったなと思います。」と話す。
ユニフォーム変更後の社員たちの評判もとても良かったそう。ストレッチ性があり動きやすい点はもちろん、洗濯しても直ぐに乾き、シワになりにくいので清潔感のある素材が好評。「機能性や着心地も重視していますが、 ユニフォームは単に ”作業時に着る服”という役割だけではなく、工場に来ていただいた得意先様や求職者、または従業員を送り出してくれる家族に与える印象も大切だと考えています。 全員が毎日着るものですから対外的な企業イメージに大きく関わってきますし、見た目がカッコ良い方が着ている従業員も会社に愛着が持てるかなと思います。」星野取締役のユニフォームに対する考えを聞くと、いかにユニフォームが会社のイメージアップに重要な立ち位置であるかを感じ取ることが出来た。
星野取締役が現在の生晃のミッションを教えてくれた。「今後は、生産性向上によるコスト競中力の強化や合理化を更に進めていかなければいけないと考えております。新規得意先の開拓や新しい従業員確保にも力を入れていかなければなりませんが、生晃の良さを対外的にPR出来るようにブランディングが必要です。当社は製造業ですので、工場を見て頂けるのが一番の営業になりますが、裏を返せば工場に足を運んで頂くきっかけが無ければなかなか当社の良さを伝える機会がありません。 今後はユニフォームに続いて、対外的に生晃を伝えていくツールを色々と検討していきたいと思っております。」社内ブランディングを強化し、会社の魅力を発信していく。この取り組みが無ければ今の時代どの会社も力を付ける事が出来ない。TS DESIGNのユニフォームがこういった取り組みを進めていく会社のきっかけ作りになれている事に誇らしく感じた。