VOL.12 株式会社ニホンパッケージ
自信と責任を纏う
福井県福井市三尾野町に、大きな重機を梱包している工場を見つけた。「株式会社ニホンパッケージ」は1982年に創業し、初めは梱包業務のみを請け負う梱包会社だった。現在では全世界にネットワークを広げ、独自のノウハウで製品の管理・梱包・輸送・通関・国内外の機工まで一貫したワンストップ物流サービスを提供する日本海側唯一の総合物流企業である。
完璧な寸法で梱包ケースを制作するのは難しい
田中 由浩 代表取締役社長
どんな未来もかかってこい。
株式会社ニホンパッケージのスローガンである「Bring It On!(かかってこい!)」は、今までの会社の歩みを表している。初めは小さな梱包会社から始まり、その他の事業にも挑戦し続けて自分たちの殻を破ってきた。時代の変化に流されず、国内外に18拠点を持つ北陸エリア随一の総合物流会社となった。これからもこの物流システムを革新させていく自信があり、時代の変化に恐れず、挑戦していく事を恐れない。そうやって成長していく事を楽しめるDNAがこの会社にはあるのだ。
自信を背に纏う
TS DESIGNのユニフォームに変更したきっかけは、変更する前の制服は伸縮性や安全面での懸念点があった点と古いデザインで見た目的にも良くなかった点が大きなきっかけだ。ありきたりなデザインではなく、同業や近隣企業では採用されていないモデルをチョイスした。作業や製品取り扱いの際の安全面を重視し、金具(ボタン・ファスナー類)が出ている箇所が少ない点や速乾性があるので夏場は汗によって張り付いたりしない点も評価が高かった。田中社長曰く、ユニフォームのデザインが変わって、社員が以前より自分たちの仕事に自信を持って取り組んでいるように感じたという。シャープなシルエットとシックなカラーで統一した事で、一気にカッコ良い印象に変わったと取引先からも言ってもらえた。もう一つユニフォームのこだわった点として、会社のスローガンである「Bring It On!」の刺繍だ。自分たちがこの会社を支えているんだという自信を背負って仕事に取り組んでもらいたいという田中社長の思いを背中に込めている。
最前線で働く社員たちが全て
今後の展望として田中社長が挙げたのは、社員を第一に考える会社の仕組み作りだ。会社の方針や決定事項は上層部の独断的な点が今までは多かった。これからの時代は社員を第一に、社員が望むものを出来るだけ取り入れ、社員と会社が一体となっていく事を目指していく。「僕は元々現場で働いていたので現場の社員たちが大好きです。この会社があるのは現場で働く社員たちがあってこそだと人一倍思っています。だから社員みんなで決めてその方向にみんなで全力で取り組んでいける会社を作っていきたいです。」田中社長が持つ"現場主義"的なスタイルは、若手社員たちの大きな自信となり、責任感とプライドを育んでいく事だろう。