VOL.9 株式会社岡崎建設

アットホームな会社作り

8月の早朝、大きな重機や資材をトラックに積み込んでいく男たちの姿が見えた。「株式会社岡崎建設」は静岡県藤枝市に本拠を置く総合工事(一般土木建築・土木)を生業とする会社だ。施工管理と実際の施工業務どちらも担うことができるのが岡崎建設の強みであり、仕事の受注を多く取る事に重点を置くのではなく、自分たちの技術を最大限お客様へ提供する事を第一に心がけている。時折笑い声も聞こえる明るい雰囲気の中、現場へとトラックが一斉に出発したので仕事現場へと足を運ぶことにした。

この日は道路舗装の現場を訪問

岡崎 敬太郎 社長

担い手不足に向き合う

今、建設業界は担い手不足で若い従業員を育てていく事が大きなミッションとなっている。株式会社岡崎建設も技術の伝承はもちろん、様々な角度から若者に受け入れられる環境作りを少しづつ進めている。ユニフォームもその内のひとつ。カッコいいユニフォームに変えて周りからの評判も良くなったそう。シャープでスタイリッシュなシルエットながら、ワークシーンにおいて不自由さを感じさせないストレッチ性と機能を持ち合わせている事に大変驚いたそう。

新たな気持ちで挑む

株式会社岡崎建設は従業員数が18名程。19歳から50代まで幅広い年齢層の従業員が働いている。「難しい会社のルールは一切ありません。従業員に求める事は明るい挨拶と嘘なく誠実に取り組む事です。」岡崎社長は父親が2〜3人で営む小さな会社を1人で引き継ぎ、何も無いところから少しづつ従業員も増やし、会社を成長させてきた。10数年前に法人化し、まだまだ成長中の会社だ。今までの経験で1番大事な事だったのが「挨拶」と「誠実さ」だったと言う。当たり前の事を当たり前に出来ているかがとても重要なのだ。

従業員は家族同然

1人で現場を任せるまでには10年程経験を積まなければなかなか難しい。岡崎社長は従業員それぞれの性格や考え方に合わせて仕事の与え方も変えている。そして何よりも従業員皆が居心地良く仕事に励める環境作りに重きを置いている。「お父ちゃんは仕事に出ている時間の方が長いんです。長く働いていく為には従業員皆が家族だと思えるようなアットホームな空間を作っていく事が従業員にとって心の支えになるし、大事なことなんです。」と岡崎社長の温かさを感じ取ることができた。