VOL.1 新松浦産業株式会社

ものづくりの限界に挑戦する

広島県尾道市の瀬戸内海に浮かぶ因島。そこには海岸に面した位置に因島工業団地がある。造船業を主軸とし、それに関係する様々な工場が軒を連ねている。その中に「新松浦産業株式会社」はある。穴あけ・切削加工といった金属機械加工を得意としており、熱交換器の管板・邪魔板の穴あけ橋梁用ソールプレート・スプライスプレートの製作、製鉄所やコンビナート向け設備の大型構造物また建築機械のフレーム等の機械加工をしている。五面加工機、たて・横のフライス盤、ターニングなどの設備機械を充実させ、穴あけ・切削加工のスペシャリストとして単なる金属加工ではなく、常に製品としての完成後を意識・想像しながら「ものづくり」の限界に挑戦している。

穴あけ位置は寸分のズレも許されない為、神経を使う作業だ

若手外国人研修生も積極的に採用している

会社のイメージアップに取り組む柏原秀幸社長
造船鉄工祭の実行委員長を務め、業界の発展に尽力している

若い世代にも受け入れられるスタイルで

会社のイメージアップの一環として、まず着手したのがユニフォーム。以前まではいわゆるクラシックなデザインと色味のユニフォームだった。縁あってティーエスデザインを知り、またデニム素材に惹かれてユニフォーム変更に至った。柏原社長も同じ工業団地の社長仲間から羨ましがられて嬉しかったのだそう。従業員からも好評で、「仕事の合間や仕事終わりに上着だけを着替えて街を歩けるのが良い」との事。「デニムだから動きにくいかなと思っていたが、ストレッチもあってポケットもしっかり付いていて仕事もしやすい」と従業員から嬉しい一言も。若い世代が町工場から他の業界へ流出してしまう要因として、働く姿の見た目の問題はどうしても出てくる。ティーエスデザインのデザイン性+機能性を重視したアイテムたちが新松浦産業のような未来ある企業でもっと着用されて浸透していくことを願っている。