SELECTOR 04

黒川 欣邦(植木屋)

冬に冷え込む剪定の防寒には
マイブームのベストがいい

植木屋にとって、冬の庭の剪定はハードだ。重いものを運ばないときは、逆にカラダを動かさないからどんどん体が冷えてくる。一方で「手元の可動性も大切にしたい」と語る黒川さんの正解は、TS DESIGNのダウンベストだ。

剪定は技術や知識だけじゃなく
自分だけの感覚を大切に

神奈川県横浜市にある造園屋の和泉園は、同業者からも知識の深さと技術の高さが評価されていて、「修行するなら和泉園」という声を耳にするほど。造園屋と言っても何をやっているかは会社ごとにバラバラだが、そんな会社に勤める黒川さんは、普段どういった仕事をしているのだろう?「確かに会社によっては、一年間ずっとゴルフ場の整備をやってるところもあれば、個人邸だけのところもあるよね。それで言うとウチは何でも屋みたいな感じ。個人邸も行くし、街路樹や河川もやるし、林業みたいに大木の伐採もやるし、ズーラシアとかアウトレットパークの整備とかもやってます」。まさに修行をするには一番って感じの業務の幅広さだからこそ、リアルな現場で求められるのは、教科書に書いてある技術や知識だけではない。「もちろん知識は大事なんだけど、お客さんが求めてるものはきっと他にあるよね。植木以外の箇所もちょっと掃除してあげたりするような、気遣いが大事なんじゃないかな。あとは、剪定一つとっても、教科書通り”立ち枝切って、交差枝切って…”ってやってたら枝が全部なくなっちゃうし、かっこよく仕上がらない。だから知識も大事だけど、経験と感覚もすごく大事だと思います」。まさに現場で手を動かさないとわからないことがあって、理屈だけではとうてい太刀打ちできないのが造園の世界。そこで実際にやってみて気づいた造園屋にピッタリな作業着について聞いてみると、「剪定枝が入るから、できればポケットはいりません」とシンプルな答え。だからこそシンプルイズベストなTS DESIGNに魅力を感じているそうで、特集に合わせて今回は数あるアイテムの中からダウンベストをチョイス。「自分の中でベストっておしゃれな感じがするし、すぐにガサッと着れるのが良いよね。あとは、冬に松の剪定とかしてると全く動かないから、身体がどんどん冷えてくるよね。でも動きやすい方が良いから、ベストがちょうどいい」。

今回チョイスしたアイテムはタイトなシルエットで動きを邪魔せず、保温性も高いウォームベスト。襟にはチンガードが付いていたり、襟裏にフリースが付いていたりするので、上までチャックを閉めればかなり温かくなる仕様に。