VOL.10 TGM Grand Prix

モータースポーツ業界を盛り上げる

8月下旬、栃木県茂木町にある「モビリティリゾートもてぎ」にて、スーパーフォーミュラの第七戦目が行われた。スーパーフォーミュラとは国内最高峰で最速のフォーミュラレースシリーズ。 世界的に見てもF1に次ぐ速さを持つハイレベルな世界だ。なんとこのレースに出場している「TGM Grand Prix」のチームウェアはティーエスデザインを着用している。レース直前の緊張感と高揚感に包まれたサーキットのピットを訪れた。

レース前の念入りな準備が行われていた

株式会社セルブスジャパン 池田 和広 社長

チームワークが命

スーパーフォーミュラは、レースに使用する車両やタイヤ・エンジンに性能の差が無い「イコールコンディション」のため、ドライバーの実力やチームの戦略が勝敗に繋がる。レーサーを取り巻く全てのチームスタッフのパフォーマンスが勝負に直結するのだ。レーサーだけでなく、その場にいる全員が選手であり、誰しもが命懸けの真剣勝負だ。チームワークや団結心がとても重要であり、ウェアはどのチームも自分たちのカラーで統一している。

TGM Grand Prix

TGM GPは2023年度にチーム発足。モータースポーツ全般のトータルプロデュースを手がけるセルブスジャパンを運営母体とし、チーム代表をセルブスジャパンの池田和広社長が務める。「今後の展望は挙げるときりがないです(笑)」と、池田社長の野望はまだまだ始まったばかりだ。池田社長とティーエスデザインの出会いは約10年前に遡る。池田社長が偶然ティーエスデザインのホームページを見つけ、ワークウェアの機能性やシンプルなデザインがモータースポーツ業界にも通じるのではないかと可能性を感じ、自らアプローチをかけて来た。池田社長の働きかけもあり、今では他のチームでもインナー等にティーエスデザインを採用している。

ファン目線を忘れずに

興行としての要素も重要なモータースポーツ業界。ロマンのある舞台として、「カッコ良さ」はとても大事。お客様やレーサーを夢見る子ども達に夢を売らないといけない。池田社長は海外でのレースに携わった経験もあり、モータースポーツ業界を盛り上げていくためにはその部分がとても重要だと語る。レーシングカーやピット、レーサーやスタッフにも「カッコ良さ」を求める。実際に訪問し、そのこだわりを感じ取ることが出来た。モータースポーツ業界にティーエスデザインのアイテムが選ばれたことはとても光栄であり、今後もロマンを追求するこの業界に少しでも貢献出来たら幸せだ。